ここ最近、Office365関連の気になる話題が色々舞い込んできています。Office365を導入すると検討している方に、最新情報をまとめてご紹介しておきたいと思います。
最近、「Office365」についての気になる話題が主に以下の3つあります。
- 最新バージョンOffice2019の新機能がOffice365にすでに搭載されている
- 10月2日から、個人向けOffice365が無制限インストール
- 10月31日より、Office365で「TLS 1.0/1.1」サポートを廃止
詳しい内容を見ていきましょう。
Office2019がリリース!新機能がOffice365にすでに搭載されている
米Microsoftは09月24日(現地時間)、「Office 2016」の次期版「Office 2019」の提供を開始しました。対応OSはWindows版がWindows 10のみ、Mac版がMacOS 10.12以降となっています。
法人向けのボリュームライセンスは即日より提供開始し、コンシューマ版などは数週間のうちに提供開始する予定。
Office2019の新機能としては、「Word」では、読字障害を抱えるユーザーのため字幅の調整や読み上げ、読み上げ部分のハイライト(フォーカスモード)を行う「学習ツール」機能を導入した。「Excel」では新しい数式やグラフのサポート。「PowerPoint」ではスライド順序の機能拡大やMorph遷移機能、インク機能での圧力や傾き検知サポートなど。
Office2019に搭載される機能のすべては、実はOffice365で提供されているOffice2016にすでに搭載済みなのです。
そのためOffice 365を契約すればOffice2019のリリースを待たずとも、同様の環境をすぐに利用できるのです。
10月2日から、個人向けOffice365が無制限インストール
米Microsoftは、現地時間8月30日、10月2日より個人向けOffice 365サブスクリプションでのインストール台数を無制限にするとともに、最大5台まで同時利用できるようにすると発表した。
対象となるのは、海外で個人向けに提供されているOffice 365 HomeとPersonal、そして日本国内向けのOffice 365 Soloです。
2018年10月2日まで、個人向けOffice 365のインストール可能台数:
- Office 365 Home:5台のPCあるいはMac、5台のタブレット、5台のスマートフォン
- Office 365 Personal:1台のPCあるいはMac、1台のタブレット、1台のスマートフォン
- Office 365 Solo:2台のPCあるいはMac、2台のタブレット、2台のスマートフォン
10月2日以降はこの台数制限が撤廃され、一律に「インストール数は無制限、同時に最大5台のデバイスでサインイン可能」と変更になります。
6番目のデバイスにサインインすると、「制限に達しました」と表示されるので、別の使用していないデバイスからサインアウトすればいい。
また、Office 365 Homeでは1つのサブスクリプションライセンスで5人のユーザーが利用可能でしたが、これが6人まで利用可能となります。
これまで見て、多くのユーザーは、価格は上がるかどうかについて疑問を持つでしょう。
価格は相変わらないので、ご安心ください。
10月31日より、Office365で「TLS 1.0/1.1」サポートを廃止
Office365では「TLS 1.0」と「TLS 1.1」のサポートが10月31日に廃止されるとして、Microsoftが同社公式ブログで、環境の確認と「TLS 1.2」への移行を呼び掛けています。
「TLS(Transport Layer Security)」はインターネット通信を暗号化するプロトコルです。「TLS 1.0」と「TLS 1.1」では脆弱性が見つかっており、もはや安全なプロトコルとは言えなくなっています。
Office365以外のアプリ・サービスでもサポートの打ち切りが進んでいるため、できるだけ早めに対策を講じる必要があるだろう。
公式ブログによると、「TLS 1.0」と「TLS 1.1」のサポート廃止により、以下の環境で「Office365」が利用できなくなます。
- Android 4.3 およびそれ以前のバージョン
- Firefox 5.0 およびそれ以前のバージョン
- Windows 7 上の Internet Explorer 8 ~ 10 およびそれ以前のバージョン
- Windows Phone 8.0 上の Internet Explorer 10
- Safari 6.0.4/OS X10.8.4 およびそれ以前のバージョン
まとめ
以上から見ると、上の2つの情報が、Office365ユーザー或いはOffice365を購入すると検討している方には朗報ですね。
Office365で「TLS 1.0/1.1」サポートを廃止することは、一部の人に関係ありますが、多くのユーザーの使用に影響がありません。
いち早く最新機能を体験したい方には、常に新機能が追加され、無制限にインストールできるOffice365が最得でしょう。
個人向けOffice365には主に以下の3つがあります。
- Office365 Home:99.99ドル(約11,000円)
- Office365 Personal:69.99ドル(約7800円)
- Office365 Solo:12,744円
これまでインストール可能台数で差が付けられていたPersonalとSoloで、これから実質差がなくなりますが、価格を考えるとSoloのメリットがない状態となってしまいます。
Office365 HomeはPersonalよりすこし高いですが、6人のユーザーまで利用できるのがメリットの大きいところ。つまり、6人家族の場合、年間99.99ドルで、全員がOfficeのアプリを利用可能となります(ただし、同時に使えるのは5人まで)。
ということで、Office 365 Homeを購入するのが一番お得に感じます。